戦後韓国から伝わり、大阪から始まったとされるのが、ホルモン焼き(焼肉)です。
その焼肉発祥の地といわれる大阪は鶴橋と東京では好きな焼肉がことなります。大阪ではロースが一番人気ですが、東京ではカルビが人気のようで、やはり肉にも地域差があるようです。
そして今、焼肉業界にもにわかに異変がおき始めているようです。焼肉フリーク、特に焼肉好きの女性の間では、カルビやロースを差し置いて、内蔵肉のハラミが人気となっているようです。
ホルモンの名前の由来は、関西弁の「放るもん(捨てるもん)」に由来しているというように、もともと内蔵肉といえば、これまでは肉よりも各下の存在として虐げられてきました。ところが焼肉人気で突然のメジャー転向です。
ハラミなどの内蔵肉が注目を集めているのは、安くて美味しいからということと、昨今のヘルシーブームとも無関係ではなさそうです。
カルビ、ロース、タンは、焼肉の中でも人気の牛肉です。
牛肉の栄養的に最も優れた点は、良質タンパク質が豊富だということです。この牛肉の動物性タンパク質は、植物性タンパク質や他の動物性タンパク質に比べへ必須アミノ酸をバランスよく豊富に含んでいる上に、しかも体に吸収されやすいという最大の特徴があります。
つまり、私たちが体に必要なタンパク質を最も効率よく摂るには、牛肉を食べるのが一番というわけです。
そして、牛肉をはじめとする肉のタンパク質が私たちの体にとっていかに有効かということは、戦後肉類の摂取量アップに比例するように、子供の平均身長が伸びてきたことが如実に物語っています。
しかし、ご多分にもれずすべての物事には良い面と悪い面があります。タンパク質では満点のスコアを誇る牛肉も、やはり間題を抱えています。それは、高脂肪だということです。
近年、日本人の脂質の摂取量が増加し、生活習慣病との関連から問題視されていることはいうまでもありません。
牛肉のタンパク質は捨てがたいですが、摂り過ぎれば高カロリーへ高コレステロールの呼び水となり、さまざまな病気を引き起こす脂肪は、私たちにとって脅威です。
ここに焼肉のジレンマがあります。では、このジレンマを解消する手立てはないのでしょうか。
おいしくって貴重なタンパク源ともなりうる牛肉をヘルシーに食べる焼肉術を探ってみましょう。
焼肉の栄養について(2)
網焼きは牛肉の優れた調理法
韓国に学ぶヘルシー焼肉の極意


